• 症状別処方箋

下痢・便秘・花粉症・頭痛・リウマチ等々それぞれの症状別に、原因と対策をお教えします。

  • 季節の野草

四季折々の薬草について、その効用をまとめてあります。写真は店長が撮影しています。

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季節の薬草

アトピー性皮膚炎、花粉症、慢性鼻炎、喘息


早めに養生と自然薬で対処

病気というのは、人の体質的・精神的弱みにつけこんで増長するのが特徴です。ヒトは思いがけずに病気になるといいますが、原因の多くは自分の中にあるものです。敵を知り己を知れば百戦危うからずや。このページは、「未病」の段階で病気の「芽」を見つけて、早めに漢方で対処することを目的としています。

(繰り返す皮膚・呼吸器の炎症の治療は腸と腎から)
 植物が病気にかかったり、元気がないとき、つい目に見える部分に注意を奪われがちですが、本当の原因は、目に見えない「根っこ」にあることが多いものです。
皮膚・呼吸器の働きが弱っている場合、漢方では、肺(皮ふ・呼吸器)と大腸とは表裏一体をなすと考え、目に見える皮膚・呼吸器に対する表の治療とあわせて、目に見えない腸の調整を重視します。その代表処方のひとつが玉屏風散です。中身はオウギ(マメ科オウギの根)、ビャクジュツ(キク科オケラの根)、ボウフウ(セリ科ボウフウの根)の3種類の植物です。どれも腸に作用し、荒れた腸の粘膜を整え丈夫にしてくれます。そのことにより、体が持つ回復力を引き出そうとします。 
 皮ふ・呼吸器の働きは、食生活や「腎」とも密接に関係しています。植物でも「植物に水と太陽自然なり、肥料多きは結果なし」と言います。(佐藤 久人「鼎の物差し」より)
近年私たちは、滋養のものを獲り過ぎたり、欲望に任せて食べることが可能になって、喘息や慢性の皮ふ炎、アレルギー性の鼻炎が増えました。「滋養のもの」って、一体なんでしょう。肉や乳製品に代表される高脂肪・高タンパク食品のことです。これらは、栄養価は高いものの消化吸収に骨の折れるものが多いのです。

(「ダイエットを医学する」蒲原 聖可 中公新書より)



(文部科学省2003年度学校保健統計調査より)

 狩猟民族の欧米人と異なり、菜食と穀物を長年主食としてきた東洋では、漢方で、滋養食品の摂り過ぎや大食は「腎」を損なうと言う考え方をします。漢方で言う「腎」は、神経と種々のホルモンの働き、免疫の働き、泌尿・生殖器の働き、骨の働きを含んでいます。
たとえば糖尿病は、体の中に取り込んだ糖をエネルギーに変えるインシュリンと言うホルモンが、出なくなったり働きが悪くなる病気です。リウマチは、食物の利用しきれない栄養と血液の免疫成分とが混ざり合って、関節などに沈着して症状を起こすと考えられています。また、熱量の多い植物油の摂取量が多くなると、免疫のバランスが崩れ、アトピー性皮ふ炎や慢性鼻炎が悪化します。
肥満は不妊症を増やします。変形性膝関節症も増えます。WHOの報告によると、21世紀に最も問題となる3大疾患は、ガン・循環器疾患と男性不妊だそうです。
 人間の欲望にブレーキをかけることが簡単にできるとは思いません。欲望にはそれなりの理由があると思うからです。ただ、目の前のケーキや焼肉を我慢することは難しくても、それらを食べるときに、太陽と水だけで育ったものを数粒摂る事はそう難しいことではありません。太陽と水だけで育ったものや多くの薬草には解毒作用があります。漢方薬には弱った「腎」を元気にする種々の補腎薬があります。
「薬(草を楽しむ)」は、本来もっと楽しいことですよ。

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