• 症状別処方箋

下痢・便秘・花粉症・頭痛・リウマチ等々それぞれの症状別に、原因と対策をお教えします。

  • 季節の野草

四季折々の薬草について、その効用をまとめてあります。写真は店長が撮影しています。

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季節の薬草
めまい、ふらつき、耳鳴り、のぼせ


1) 春、万物萌芽の時:3月5日(旧暦2月15日)はご存知「啓蟄」。冬の間、あるいは朝晩、地中や土の割れ目にいた虫やクモたちは、次第に地表に出て活動するようになり、植物の成長とともに上方向にも移動してきます。そして春本番となれば、植物のてっぺんからさらに広い棲み場所を求めて飛び立ってゆくものも多いことでしょう。 
2) 萌芽は、時にエネルギーが浮く:われわれ人間も例外ではありません。陰陽説によると、身体の上が陽で下が陰、皮膚や粘膜の表面が陽で、深部が陰となるのですが、身体の中で陽気が高じてくると、しばしば身体上部や皮膚・粘膜で行き場を失い、いろんなトラブルを起こすことがあります。
首から上でメマイふらつき、耳鳴り、冷えのぼせが増えますし、体表面や粘膜の突然の炎症も増えます。突発的な皮ふ炎の悪化。目の充血、クシャミ・鼻水・鼻づまり、ニキビに痔。神経が高ぶり、血圧が上がったり、脳卒中・動悸・不眠も少なくありません。
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症状を押さえ込むのではなく、かき混ぜ・巡らせ・発散する 
かき混ぜる:メマイやのぼせを訴えられる方には、同時に足がふらついて力がなか ったり、下半身の冷えが良く見られます。エネルギーが浮いたとき、押さえ込む治療は大抵,効いても一時的で、再発することが多いものです。沸かしたての風呂の温度を見るのに、まずかき混ぜるように、血流をかき混ぜて陽気を全身に行き渡らせるのが、丹参(ヤクヨウサルビア=セージの一種)、センキュウ、紅花などの、活血薬と呼ばれる薬草です。
A 巡らせる:春=芽生えの時期は植物も動物も強いエネルギーを秘めています。エネルギー(気)の流れをせき止めないことが肝心です。ストレスを貯めずに伸びやかに巡らせることを心がけましょう。
薬草としては、サイコ、陳皮(柑橘類の皮)、沈香(ジンチョウゲの仲間)、ライフクシ(大根の種)、烏薬(テンダイウヤク)、白檀、木香、香附子など、薫り高く線香や香道に用いられるものも多く含まれます。

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発散する:エネルギーが行き場を失うとしまいに爆発します。普段から適度に発散しておくことが必要です。フラスコで蒸留するときに、突沸を防ぐために沸騰石を入れますが、そんな意味の薬草が「発散薬」と呼ばれるグループです。ハッカ、菊花、金銀花、竹葉などがあります。

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