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四季折々の薬草について、その効用をまとめてあります。写真は店長が撮影しています。

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脳梗塞再発、後遺症、半身不随を防ごう

 脳卒中の発作は、季節の変わり目に要注意
暖かい空気と冷たい空気がぶつかり合うと風が起こりますが、人間 の体の中にも「風」が起こります。漢方では体の中で起こる「風」を「内風」といって、かぜ症候群やインフルエンザなどの「外風」と区別しています。具体的にどんな症状を指すかといえば、高血圧や脳卒中の後遺症、メマイやシビレ・麻痺などです。
理屈はこれくらいにして、その風が吹き荒れたのが2005年9月15日の朝でした。前日までは、連日最高気温30度前後の蒸し暑い日が続いていたのですが、15日の明け方、近畿上空を寒冷前線が東海上へと通過。一転してカラリとした涼しい朝を迎えました。14日の気温は32℃/24℃、15日は26℃/21℃でした。
この朝、お客様のご家族がトイレで昏倒されました。幸い病院で意識を取り戻されましたが、脳梗塞の再発作でした。これと相前後して3件、お客様の身近で脳卒中発作が起こりました。
 あなどれない「内なる賊」=疲れ
中風(脳卒中発作)は、とかく暑い盛りに警戒されがちですが、実は、前後の季節の変わり目に多いと感じています。直接の引き金は、暑さや気象の急激な変化かもしれませんが、本当の原因は、変化に対応できない「疲れ」です。
疲れは「チワー、疲れですが御用はありませんか?」なんて正面きってやってきません。本人には分からないようにジワジワと感覚を鈍らせてゆき、機を見てドーンと来ます。これが一番怖い。痛みや暑さにはすぐ反応しても、疲れはとりあえず我慢してしまうことが多いのではないでしょうか?戦争や喧嘩でも正面戦は構えができますが、味方の裏切りは一瞬でやられてしまいます。だから疲れは「内なる賊」。内なる賊が突如反旗を翻すのが内風(脳卒中=中風)。その見えざること風の如し。行(めぐ)る事風の如し。変化すること風の如しです。
朝起きて相手に疲れを看て取ったら、すぐ対処しましょう。
 血管力だけでなく免疫力の強化を
 五行説では、五臓それぞれに、肝ー春、心ー夏、脾ー長夏、肺ー秋、腎ー冬のように季節を配当し、図のように、ある流れは時計回りで循環することになっています。心は循環器系の働きに相当し、夏は立夏から立秋の期間を指します。脾は消化器系の働きと免疫の働きの一部に相当し、長夏は立秋から秋分の間を指します。消化器系の疲れに伴い、筋力が衰えやすい時期です。肺は皮膚・呼吸器系の働きに相当し、秋は秋分以降を言います。空気の乾燥に伴い、皮膚呼吸器の炎症と咳が増えますが、立秋以降の胃腸の疲れや筋力・免疫力の低下が伏線となって発症します。
脳卒中は本質的に肺の病気ではありませんが、筋力・免疫力の低下と運動不足で、血の巡りが悪くなっているところへ、気象変化がバリア(肺)を突破して深く侵襲した結果と考えられます。
 血管力と免疫力を強める漢方薬
中国では、脳卒中の後遺症と再発予防の薬として、「補陽還五湯」が有名ですが、中味は、血を送り出すポンプの力を強め、外界の刺激に対する免疫力を強めるオウギ(黄耆)と、血の流れを良くするセンキュウ、紅花、芍薬などから成っています。日本で言うと衛益顆粒と冠元顆粒をあわせたようなものです。衛益顆粒には、オウギのほかに、脾・胃を補うビャクジュツと防風が入りますから、漢方の「治病求本」(病気の治療に当たって常にその原因を求める)の考え方にピッタリと言えるでしょう。
衛益顆粒 12包¥1365(税込)
90包¥8400(税込)

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